マンションの防災委員会で話題になっています。
ファーストミッションボックスとは、(一社)危機管理教育研究所 理事長 国崎信江さんと長野県飯田市が考案したものだそうです。まずはサイトの紹介から。
https://fmbox.jp/FMB.html (一般社団法人 危機管理教育研究所?)
私達のマンションでの議論の始まりは、もともとマンションの防災委員会で作成した災害時マニュアルを「アクションカード」カード化しようというところがスタートラインです。
「アクションカード」とは、災害対応を行うにあたり、想定し得る範囲の、とるべき行動の指標をカード化したもので、防災知識がなく、災害対応に不慣れな方も、カードに示す内容を実施することで、適切な避難、支援行動を行えるようにしたものとのこと。おそらく、こちらの方は比較的一般的にとらえられているのかな?と思います。水害対策をテーマ国土交通省関東地方整備局のサイトに、細かく分類されて様々な資料が掲載されていました。
https://www.ktr.mlit.go.jp/river/bousai/river_bousai00000093.html
「アクションカード」は救急医療の現場でも用いられているそうです。災害拠点病院や、パンデミック時の患者受け入れに対する活動は緊急性と、正確性を要します。それらを、交代制勤務で様々な役割を持つ職員が一気呵成に行うことができるようにするにはどうしたらよいか? という工夫の成果なのだと思います。宮崎大学病院の取り組み記事がネットに掲載されています。具体は控えめですが、取り組みは理解できる内容です。
さて、アクションカードについては、「誰でも」というのが曲者だと思います。やはり避難行動や支援活動は、組織立って行わなければ無駄が多くなるし、スピードも落ちる。かかわる人は、専門職でもありません。なので、「作ればいいってもんじゃない」という問題意識が生じます。そこで、先述の国崎信江さんと長野県飯田市により、それらを作り上げるプロセスも重要なのではないか?、またそういったものが「存在」するという意識の共有も必要なのではないか?、ということで生まれたのが「FMB(ファーストミッションボックス)」の取り組みのようです。
さて、私達のマンションではどうしようか?
こういった情報は、一生懸命取り組んでいる行政のサイトを調べるのが一番かとおもい、調べました。愛知県では広がりがあるようですね。2つの自治体がFMBについてまとめたページを掲載していました。伊勢湾台風で甚大な被害があった愛知県。防災への取り組みも一歩踏み込んでいるということなのでしょうか。
https://okazaki-bousai-portal.transmod.jp/sonae/166.html (岡崎市 防災ポータルサイト)
https://www.city.hekinan.lg.jp/soshiki/shiminkyoudou/bosai/1_2/17544.html (碧南市)
岡崎市のサイトから画像を拝借しました。
このタイムラインから、マンションの防災委員会が次回の委員会で着手するべきことは以下の4点になるのではないかとの議論になりました。
- ◇ 災害時に行わなければならないことの抽出。これは現行の災害マニュアルを分解してみればわかること。
- ◇ それらの作業のグルーピング。その時に、作業の優先度を考えながらのグルーピングが必要。
- ◇ 災害時に集まれる人数は限られているので優先度に応じてグループ(班)のネーミング
- ◇ 各班の作業を時系列で並べ、ミッションが確実に終わるように「アクションカード化」

右は、岡崎市のサイトに掲載されていたアクションカードの一部を抜粋したものです。最上段には、やることのリストが時系列で並べられています。その下には、具体的にやらなければいけない大項目。そして、下段には、その作業についての具体的な指摘です。
非常によく考えられた情報の整理の仕方だと思います。こういったデザインは、誰でも使える「アクションカード」のデザインとして大変重要だと思います。

ということで、私たちのマンションの「FMB」づくり、動き始めました
今回の記事は少し長くなりましたが、私達のマンションではこのような取り組みを始めています。おそらく、マンションの規模や、居住者の年齢層、周辺環境との関係などにより「FMB」は多種多様なものになるはずです。それらをまずは自分たちでやってみよう、そのノウハウはサイトなどで提供していこう、という取り組みです。マンション住民を巻き込みながらやらないと進まない作業でもあるので、これからも協力していきたいと思います。
最後に碧南市に「FMB」の活用の仕方についての動画が掲載されていたので、リンクを貼っておきます。