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私が住んできた家の間取りを思い出してみた①

なんでそんなことを始めたか?

朝読書をしていて、「建築計画のリベラルアーツ(朝倉書店20220405)」という本を読んでいました。

私が一人暮らしの経験を子供たちに勧めてきたこともあって、息子も娘も進学を機に一人暮らしをしたがる傾向にあります。まあ、それは良い傾向なのですけど。子供を育てることを前提で、マンションを購入したので、二人出ていってしまうと、うちは広すぎます。

実はわたくし10回住まいを変えてます。おそらく多い方だと思います。同じところにずっと住み続けたことがないので、住まいが身の丈に合わなくなってきたときは「さあ次!」という感覚がどちらかというと勝ってます。ただ、そういう生活は、「地元」がどこなのかわからなくなるというところがあります。帰る場所の安心感みたいなのが薄いというか。それが寂しいなと思っている自分もいるわけで。

そして、妻はずっと同じ場所で育ってきたという地元大好き人間、それらを総合して妻の地元の立川に「子育て専用」マンションを22年前に購入しました。

だけど、一人暮らしを進める(矛盾した)教育の成果で、子供は二人とも地元から離れる選択をしています。息子は家を売って「生活のシュリンク」をしてはどうか、といいます。確かに住宅バブルの今、私のうちはいいお値段みたいです♡。一方現実的には、「建築士事務所」を自宅に構えてしまったので、どっちの方向がいいのかわからなくなっています。今のバブル崩壊後はタダの中古マンションになってしまうので、タイミングの問題でも悩んでしまいます。

結論的に、住処について、絶賛お悩み中で結論がでていません。このままいくとたぶん子供たちは、何度か引っ越しをして、自分の住処をめぐり私と同じ悩みのプロセスをたどることになります。ですので、何か、子供たちに有益な情報を与えられないか、ということで、はじめてみたわけです。

野村理恵さんの文章との関係を書いておく

朝読書の話の続きです。第4章、野村理恵さん執筆の「ライフイベントと住」のところを読みました。

野村さんの書かれていることは、「住宅すごろく」の話から始まり、ライフコースが多様性を持ち始めた現在、「一戸建て」を上がりとするのはどうなの?ということから始まっています。思わず「そうなんだよ!!」と合いの手を打ちました。

複数拠点での「ノマド」生活と納税の関係にも触れ、自由な働き方を忌々しく思っている人たちの事情も丁寧に説明してくれていました。私は大学生の時は、住民票は転居先に移していませんでした。その時には税金のことなど考えもしなかったけど、住民サービスは受けていたので、・・・・・新潟市さん、申し訳ございませんでした。

住民税の問題は、(誤読でないことを願って)野村さんは柔軟な発想をされていますね。家族に対する課税が今の課税制度であれば、按分するなりの課税制度にされてしかるべきかと思いますし、核家族といわれて久しい中、個人と家族の関係を現状を前向きに整理した住処の制度を問いかけているのだと感じました。子供を一人暮らしさせるにあたって、法制度をもう少し勉強しておこうと思いました。

現状を前向きに整理した住処の制度は法整備みたいな話と並行して哲学の話だとも思います。うちの家族は幸い仲良しの家族だと思います。そういう家族が子どもが独立して、未来永劫「家族」であるという幸せを「それぞれの文化をもった住処」を概念として共有することで、つながり続けたい思いがあります。それは住む場所という街の見方とか、私が培ってきた身の丈に合わせた住まい選びのノウハウは子供の役にたつと思ったのです。

コラムを書きながらの建築家としての付け加え

独立して、住宅に関する哲学をもっておきたいなというのもあります。持っている住宅に関する本の中で一番多いのは宮脇檀さんの本です。最も印象に残っているのは「男と女の家」(新潮選書1998)。頑張って建てても、夫婦の家に戻っていく中で、どんな家をあなたは考えますか?と問いかけられた本です。今頃になって、妻と二人暮らしに戻ります。別にエロく考えなくても、男女は裸になれば恥ずかしいし、それがうれしいときもあるし、頭に来るときもある。それはジジイババアになってもあまり変わらないと思います。でも、できれば、一緒にいることが感じられる家でありたいと思いますが、我が家、間仕切りが多すぎますね。たぶん、このままいくと一緒の家に住んでても、一度も顔を合わせない日がでてくる気がします。内藤廣さんの家の記事をコラムにしたのも、このへんの意識がきいているのかなぁ?。

ああ、文章が長くなってしまいました。一度切ります。私の住宅遍歴の記録は次回に!。

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